東京さんぽ vol.2  【両国周辺】

サンブログをご覧の皆様、いつもありがとうございます。
当社では、主戦場である「東京」の魅力を日々探求しております。
別記事にあるとおり、当社では昨今「東京を知ろうツアー」が開催されました。

江戸と呼ばれていた頃から現在に至るまで刻々と変化する東京は、
いつもど こかで新しい道路、橋、建物が建設され、その姿、形を変えています。

2回目は、【両国周辺】を歩こうと思いました。

両国といえば国技館、江戸東京博物館、安田庭園といったメジャースポットがあり、
おいしいちゃんこ鍋をいただけるお店もたくさんあります。
しかし、実は歴史好きにはたまらないスポットが盛りだくさん。
大型バスは入れない、また徒歩でなければ見過ごしてしまうものもありました。
そんなところをご紹介。


001 ステーションギャラリー【両国駅構内】
西口に向かう階段を下りると、ステーションギャラリーがあったので立ち寄ることに。
両国駅の歴史を知ることができました。
昔は東京の東の玄関口だったんですね。


002 白鵬優勝力士の額も3枚あります。改札を出る前から盛りだくさん。


004 横綱像今日の目的地は、両国国技館とは逆方向。京葉道路方面に進むと、両側にこんな像があります。その下には歴代横綱の手形が。
懐かしい名前がズラリ。

(左:若乃花、右:曙)


そのまま両国橋へ。
両国橋は、明暦の大火によって約10万8千人の方が無くなったのを機に架けられました。
もとは現在より下流にありました。


005 両国橋そのたもとに句碑があります。「日の恩や忽ちくだく厚氷」
忠臣蔵四十七士の一人である大高源吾の句です。
討ち入り前夜の俳人宝井其角とのシーンは、忠臣蔵で必ずと言っていいほど描かれる名場面ですよね。

 


006 表忠碑

奥の碑は、日露戦争での戦没、病死者の慰霊碑である「表忠碑」。護国の為に身命を捧げられた英霊が奉られています。
著者は大山巌元帥。


007 ももんじゃそのまま左を向くと、この看板が。ももんじゃ!
左側に実際に「ももんじゃ」がつるされています。


駅方面に戻ると「回向院」があります。

008 回向院 008 回向院2

明暦の大火で亡くなった方々を弔うために建立され、
幕末の安政の大地震や関東大震災でなくなった方々も数多く眠ってらっしゃいます。
また昔はここで相撲が行われていたそうで、「力塚」なるものもあります。


009 墓こちらはご存知「鼠小僧次郎吉」の墓。

奥の白い石を削ると、・・実際にお参りして確かめましょう。


両国には数多くの相撲部屋があります。
今回は午後スタートだったので、春日野部屋の前を通ったら稽古は終わっていました。
午前中からだったら、相撲部屋巡りもお奨め。お目当ての力士に会えるかもしれません。


010 前原伊助赤穂浪士前原伊助の隠れ家は、旧吉良邸の目と鼻の先。
このような隠れ家が近隣に数箇所点在したとのこと。
そして、討ち入りの現場である旧吉良邸跡の本所松坂町公園へ。


010 本所松坂町公園1010 本所松坂町公園2ひっそりとたたずむ住宅街の中にありました。
こちらは両国3丁目町会有志会が発起人となって土地を購入し、昭和9年3月東京市に寄附したことで、保存されることになったとのこと。


010 本所松坂町公園3 010 本所松坂町公園4
門をくぐると吉良上野介良義央公がおられます。

討ち入りの際討ち死にした吉良家家臣二十士。あの清水一学の名も。
吉良邸の敷地は2,550坪もあったといいます。
公園内には屋敷の見取り図や、上野介の首を洗ったとされる井戸もあります。


討ち入りのあった12月14日は、毎年「義士祭」と「吉良祭」が行われているとのこと。
近くの道路脇には

011 道路といったものも見られます。
時代劇では敵役ですが、ここ両国では愛されているのですね。


012 勝海舟本所松坂町公園近くの両国公園では、幕末の偉人勝海舟生誕地の碑が。
「法務大臣 西郷吉之助 書」とありますが、明治維新の英雄ではなく、こちらは昭和の政治家です。


今回巡った場所以外にも、葛飾北斎や芥川龍之介といった
両国に縁のある偉人の足跡が、両国には大変多いです。
現代の建物の間に、歴史の息吹を感じました。

そして両国駅東口にゴール!かかった時間は1時間50分・・。
汗ビッショリの割に全然歩いていない。わずか3.7km・・反省。
結構立ち止まっての時間が多かったからね。


013 両国駅最後にホームから一枚。
次はどこへ行こうかな。

kx@g