本書の著者の伊集院静氏は作家・作詞家として広く知られておりますが、
作家としての代表作は直木賞を受賞した『受け月』(1992年)の他にも、
『機関車先生』(1994年)『ごろごろ』(2001年)などがあります。
作詞家としては伊達歩(だて あゆみ)という名前で活動しており、
第29回日本レコード大賞にて近藤真彦氏に提供した「愚か者」で大賞を獲得し、
「ギンギラギンにさりげなく」も提供しています。
ギンギラギンとかよく思いついたもんですね。。。
「一流の遊びをしてこそ、一流の生き方ができる」
イカした煽り文に魅せられ、何気なくとった本ですが、
時折挟まれるエピソードがこんなこと書いていいの?
という感じで面白かったです。昭和を感じられます。
松井秀樹、井上雄彦など著名人とのエピソードも楽しめます。
【酒】【ゴルフ】【ギャンブル】【麻雀】、
こんな文字の羅列を見たら、遊び人まっしぐらなイメージを抱く人も多いかもしれませんが、
何事も付き合い方、嗜み方で見える世界は変わっていきます。
アンダーグラウンドな世界に興味がある方は特に第五章【カジノの遊び方】が特にお勧めです。
私、個人的には第六章の【麻雀の美しさ】は非常に興味深く拝読できました。
ゲームを知っている人でないと理解し難い、細かな描写が随所に見られます。
好き嫌いが分かれる本だと思いますが、
こんなにいろいろとぶっちゃける本はあまりないかと。
本書が好きな人は結局、お酒とギャンブルが大好きな人です。
大人の男への第一歩、若手の男性は是非、ご一読ください。
序章 遊びのヤセガマン
第一章 良き酒の飲み方
第二章 人との出会いは宝
第三章 ゴルフは品格である
第四章 ギャンブルで得るもの、失くすもの
第五章 カジノの遊び方
第六章 麻雀の美しさ
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タイトル:大人の男の遊び方
著 者:伊集院 静
発 行:2014年11月23日
発行所 :株式会社双葉社
RP おおぬま