10月のおおぬま 大人の男の遊び方@伊集院静

10月のおおぬま 大人の男の遊び方@伊集院静 (472x640)

本書の著者の伊集院静氏は作家・作詞家として広く知られておりますが、
作家としての代表作は直木賞を受賞した『受け月』(1992年)の他にも、
『機関車先生』(1994年)『ごろごろ』(2001年)などがあります。

作詞家としては伊達歩(だて あゆみ)という名前で活動しており、
第29回日本レコード大賞にて近藤真彦氏に提供した「愚か者」で大賞を獲得し、
「ギンギラギンにさりげなく」も提供しています。

ギンギラギンとかよく思いついたもんですね。。。

「一流の遊びをしてこそ、一流の生き方ができる」

イカした煽り文に魅せられ、何気なくとった本ですが、
時折挟まれるエピソードがこんなこと書いていいの?
という感じで面白かったです。昭和を感じられます。
松井秀樹、井上雄彦など著名人とのエピソードも楽しめます。

【酒】【ゴルフ】【ギャンブル】【麻雀】、
こんな文字の羅列を見たら、遊び人まっしぐらなイメージを抱く人も多いかもしれませんが、
何事も付き合い方、嗜み方で見える世界は変わっていきます。

アンダーグラウンドな世界に興味がある方は特に第五章【カジノの遊び方】が特にお勧めです。

私、個人的には第六章の【麻雀の美しさ】は非常に興味深く拝読できました。
ゲームを知っている人でないと理解し難い、細かな描写が随所に見られます。

好き嫌いが分かれる本だと思いますが、
こんなにいろいろとぶっちゃける本はあまりないかと。
本書が好きな人は結局、お酒とギャンブルが大好きな人です。

大人の男への第一歩、若手の男性は是非、ご一読ください。

序章  遊びのヤセガマン
第一章 良き酒の飲み方
第二章 人との出会いは宝
第三章 ゴルフは品格である
第四章 ギャンブルで得るもの、失くすもの
第五章 カジノの遊び方
第六章 麻雀の美しさ


#サンブログ #sunblog #書評 #ブックレビュー #大人の男の遊び方 #伊集院静

タイトル:大人の男の遊び方
著  者:伊集院 静
発  行:2014年11月23日
発行所 :株式会社双葉社

RP おおぬま