突然ですが、あなたが商品を作る側だとしたら、
以下５つの問いに対して「そう思う！」と思うものはいくつありますか？

・お客様は「完璧な商品」でないと喜ばない
・「簡単・手間いらず」のほうがいい
・売るためには「安く」しないといけない
・「ウェブ」活用がヒットにつながる
・「自由に選べる」ほうがお客様は嬉しい

「そう思う！」の数が多いほど、
売れる商品の開発が難しくなるかもしれません………

それはなぜか？

と思う方は是非この本を一度読んでみてください！

「こうすれば売れる 」という絶対の正解はありません。
安くすればかえって粗悪品だと疑われるかもしれませんし、
完璧な商品より不完全な商品の方が売れるかもしれません。

学校のテストと異なり、商売に一つの正解はありません。
商売は最終的には人と人のやりとりであり、
人の数だけ「欲しい！」という気持ちも異なるからです。

このような一人ひとりの「欲しい！」という気持ちを理解できるか、
高確率で売れるようにするにはどうすればよいか。
そんな疑問からマーケティングという学問は進化してきました。

しかし、どんなに学問や研究が発展しても、人の「欲しい！」という気持ちが
完全にわかるようにはなりません。

人の気持ちは時代や国で変わりますし、もちろん一人ひとりも異なります。
でも、だからこそマーケティングは面白く、永久に発展し続けるとも言えるのです。

日頃の業務でも、物件を売却する際、我々は日本中だけではなく、
世界中から一人のお客様を見つけ出します。

一物一価の不動産において、買いたいと思うもの もあれば、そうではないもの もあります。

どのような気持ちで購入していただけたのか 、なにがよかったのか、また、どこを改善するべきなのか。

お客様本人も気づいていない「欲しい！」を見つけるためには、
どうすればいいのかなど考えさせてくれる本でした。

本書は、専門知識がない方でも、平易な話し言葉で進められていくので、
とてもわかりやすい本となっております。

是非ご一読ください。

#サンブログ #sunblog #書評 #ブックレビュー
#「あっ、欲しい！」の作り方-１％に売れば９９％儲かる #幸本陽平

タイトル：「あっ、欲しい！」の作り方-１％に売れば９９％儲かる
著　　者：幸本　陽平
発　　行：２０１５年７月２３日
発行所：日本経済新聞出版社

RP　みしば