2016年2月のおおぬま 400のプロジェクトを同時に進める 佐藤オオキのスピード仕事術@佐藤オオキ

IMG_8051 (480x640)『EDIDAデザイナー・オブ・ザ・イヤー』、デザイン界のアカデミー賞と呼ばれる
最高栄誉の賞を2012年、当時35歳の世界最年少で獲得した佐藤オオキ氏。

バカラ、エルメス、タグホイヤー、スターバックスなどの世界の一流企業を相手に
建築からファッション、インテリア、プロダクト、グラフィックと、
非常に多肢に渡るデザインを提案されており、
2006年にNewsweek誌(米)「世界が尊敬する日本人100人」、
2007年に「世界が注目する日本の中小企業100社」に選出されています。

私も、名前は聞いたことあるな、程度でしたが
昨年2015年11月6日に放映された『another sky(日本テレビ系列)』を拝見し、
とても感銘を受け、その後、何冊か著書を拝読いたしました。

世界中から仕事が殺到し、いくつもプロジェクトを同時に進めなければならない
著者の仕事に対する姿勢は、デザインの仕事に従事する方だけではなく、
全ての人に共感できる仕事術です。

『仕事の質はスピードで決まる』、
デザイナーという芸術肌の仕事をする人が発するには意外な言葉かもしれませんが、
こんな文章から本書ははじまります。

個人的に感銘を受けましたのが、下記の3つ内容です。


■「3つの軸」の1つでも無理が利くならあきらめない

「やるためにはどうするか」を考えるときに軸となるのは、「お金」「人手」「時間」の3つです。
この3つの軸のうち、どこかで無理が利くなら手の打ちようはあります。お金を使って作業の一部を
外注したり、社員を一時的にそのブロジェクトだけに集中して投入したり、人手の要る作業があるなら
短期的に人を雇ったりといった方法が考えられるでしょう。時間だけはあるというプロジェクトなら、
人手を減らして時間をかけて取り組めばコストを抑えることも可能です。(中略)

お金も人手も時間もないとなるとできることはかなり限定されますし、「どうしても無理だ」という
場面が出てくることもあると思いますが、一点でも伸ばせるなら「無理」と判断するのは早計です。


■大切なのは、選択肢の中から「2つに絞る力」

決断を早くすることは重要ですが、やってみれば「2つから1つを選ぶというのはそう難しくは
ありません。50%の確率でより正しいほうを選べるわけですし、経験のあるジャンルのことなら、
正解率をもっと高めることもできるでしょう。
私は、より重要なのは、多くの選択肢から2つに絞る力だと思っています。(中略)

では選択肢を2つに絞るときに何を重視するのかというと、私はいつも「長所が最も大きいもの」で、
かつ「方向性がまったく異なるもの」はどれかを考えます。このとき、どの選択肢にも必ず長所と短所がありますが、短所が小さければよいとは思いません。リスクが大きくても、大きな長所があることのほうを優先して選びます。


■コンセプトとは、電話で伝えられるくらいシンプルなもの

「きれい」「恰好いい」といったことは、デザインの表層的な部分にすぎません。
「ターゲットとなるユーザーはこういう人物像で、だからこの商品はこんなデザインで……」
といった定義づけのようなものをコンセプトと呼ぶ場合もあるようですが、私はこれも表層的な話
ではないかと思っています。
私が考えるコンセプトとは、「電話で誰かに伝えられるくらいシンプルな短い文章でいえるもの」
「電話で話して『それ、面白そうだね』と言ってもらえるようなもの」です。
これが共有されてさえいれば、企画担当者、営業担当者、職人さんなど価値観や立場が
まったく異なる人たちが集まっても、短時間で同じ方向に進んでいくことができます。


私の仕事もプロジェクトを成功に導くために、
「やるためにはどうするか」を考えますし、数多くの決断や、判断を迫られます。
多くの関係者に協力をいただきますので、明確なコンセプトも必要です。

本書から多くのヒントをたくさんいただきました。

デザイナーの仕事術ですが、すべてのビジネスマンに読んでいただきたいお勧めの一冊です。

是非ご一読ください。

当社RP物件のデザイン監修もいつかお願いしてみたいものです。

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タイトル:400のプロジェクトを同時に進める 佐藤オオキのスピード仕事術
著  者:佐藤オオキ
発  行:2016年2月10日
発行所 :株式会社幻冬舎

■関連・参考サイト
『another sky』
http://www.ntv.co.jp/anothersky/contents/2015/11/post-1695.html

RPおおぬま