2016年4月のみしば 一流の働き方@川北義則

2016年4月のみしば 一流の働き方@川北義則 (430x640)誰しも“あの人のようになりたい”という生き方があると思います。
今月私が読んだ本は、尊敬できるH先輩にこの本を薦められたのがきっかけです。

プロ野球選手としても、監督としても一流であった野村克也さんは、
「一流とは何か」について、自分の著書の中で次のように述べている。

「自分のセールスポイントは何か、その裏にある欠点は何か。
それを自覚しなければ一流への道はない」

これは野球だけではなく、一般のビジネスパーソンにも通じることだろう。

単に与えられた仕事をこなしているだけでは、一流の働き方とはいえない。
大切なのは常に「これでいいのか?」と疑うことだ。
野村克也さんが言っている「欠点を自覚すること」もその一つだと思う。

「非一流」の人間の働き方は、常識や固定観念に縛られ、いつまでもそこから逃れられない。
だが「一流」の人間は、頭が柔らかで創造力の幅も大きい。
だから、常識に縛りつけられることがない。

非一流の人間にとって、一流の人の発想が理科視し難いというのは、よくあることである。
人は、自分が考えもつかないことや理解できないことに対しては、まず「否定」から入る。
「無理でしょう」「できないでしょう」という常識である。

だから一流の人は、えてして「孤立」する。
だが真に一流の人間は「孤独」を恐れない。
「孤独を恐れない気概」を身につけているからだ。
これが一流とその他大勢を隔てる要素であると著者は述べている。

私が以前読んだ本にジョセフ・ジューベルという
フランスの哲学者が言ったこんな言葉があった。
「世の中で成功を収めるには、人から愛される徳と、人を畏怖させる欠点が必要である」

「人から愛される徳」とは、自分を人に認めさせる能力のことだろう。
「人を畏怖させる欠点」とは、周囲に流されたり同調したりせずに、自分の考えを貫き通すこと。
つまり、本書でいうと「孤独を恐れない気概」を持つことである。

本書では、これからの時代に生き残れる仕事人のあり方を
「一流の働き方」と位置づけている。

一流の働き方のために、
まずは孤独を恐れないよう己の武器を見つけ、身につけることが重要である。

それが「あの人だからこそ」という魅力になるのだと思います。

皆様ぜひ読んでみてください。

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タイトル:一流の働き方
著  者:川北 義則
発  行:2013年12月6日
発行所 :株式会社アスコム

RPみしば