急に寒くなってきた。
読書の秋にと積み上げた書籍。
積み上がったままに季節だけが過ぎていく。
学びをおこたれば現状に満足してしまう。

『正常な危機感を常に抱かねばならない。 』
ユニクロの柳井氏の言葉だ。

本書にある１３年前の２００４年新年の抱負の一文が
より強く感性を刺激する。

事業が成功する秘訣は、社会の大きな流れを見て、
その環境にあわせて自分自身を変えられるかどうかです。
変えられた企業のみが生き残ります。
企業は経営する人の意志で変えられます。
世の中の変化と市場は暴力的です。

会社という組織には、一人ではできない大きな仕事をするために
人々が集まったのであるから、
チームワークで仕事をすることが大切である。

飾りのない素朴な一字一句にぞくぞくする。

そうか、わたしたちは組織だ。

組織において仲間と力を結集し、
人数分以上の力を発揮し、社内中を巻き込み、
やがては社外にまで大きく拡大する。
それも「お客様のために」という一点に力を合わせれば効力は絶大だ。

これでいいのだ。
仲間を信じ、個々人は小さくてもいいから毎日前進の一歩を歩む。
ビビって尻込みしても仕方がない。

途中にピーター・ドラッカーの一文がある。

『企業の目的として有効な定義は一つしかない。
すなわち、顧客の創造である。
お客様にとって付加価値のある商品を提供すべきである。 』

想像しすぎて個性的、飛びすぎてもいけない。
冒頭にあるように大きな流れを見て、自分自身を変えることからはじめよう。

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タイトル：成功は一日で捨て去れ
著　　者：柳井正
発　　行：2009年10月15日
発行所　：株式会社新潮社

RP　さと、うま