2020/08/21オフィスを借りるなら知っておきたいRC構造とSRC構造の違い

新しくオフィスを構える上で建物の造り、丈夫さは非常に気になるところではないでしょうか?

地震大国といわれる日本では耐震強度なども重視したくなる点です。

ビルやマンションなどの構造には、RC造やSRC造といったものがあります。

物件を紹介する際に構造の種類として表記しているものですが、この2つの違いを知ることで、その建物の造りや強度について大まかに理解することができます。

それぞれについてご紹介していきますので、物件選びの参考にしてみてください。

RC造とは

いわゆる鉄筋コンクリート構造の建物で、ビルなどの高層建築に多く使われています。

耐震性・耐久性に優れ、コンクリートを使用しているので耐火性や遮音性も期待できるなどさまざまなメリットがあります。

RC造は、まず鉄筋の基礎組みを造り、そこから主要部分の鉄筋を組み上げその周りに型枠を造ります。そして型枠の中にコンクリートを流し込んで固めるのです。

歪みなどに弱いコンクリートも、鉄筋を入れることにより補強されます。

また長くなると曲がりやすい鉄筋も、コンクリートを利用することで曲がらずに支えることができます。

鉄筋とコンクリートがお互いのデメリットを補い合うような構造になっているのがRC造なのです。

SRC造とは

RC造に鉄骨を加えた、鉄骨鉄筋コンクリート構造のことをいいます。

骨組みを鉄骨で造り上げ、その周りに鉄筋を貼り巡らせてコンクリートで固めるので、RC造よりさらに耐震性や耐火性も高く非常に丈夫な構造といえるでしょう。

適切なメンテナンスを定期的に行えば100年以上持つといわれているので、築年数の古い建物でも十分な耐久性を保っているものもあります。
RC造より工程が複雑化する分工期は長くなり、それに応じて建築費用も高くなります。

建築費用の高さは直接家賃に影響することも多く、SRC造の建物の家賃は比較的高くなる傾向にあります。

築年数と合わせて考える

近年建築されている高層ビルなどでは技術の進歩により、十分な強度を保てるようになったためRC造のものが増えてきました。

そのため築年数が浅く新しい物件でも、RC造の場合、SRC造の物件に比べて比較的安価な家賃で借りられることもあります。

一方SRC造の物件でも築年数によっては、家賃が下がっている場合もあります。

構造と築年数を合わせて考えることで理想にあった物件選びができるかもしれません。

ただし古い建物の場合、新耐震基準を満たしていないものもあるので注意が必要です。

まとめ

RC造SRC造も耐震性や耐久性に優れ非常に丈夫な構造になっています。

構造と築年数を合わせて考えることで家賃を抑えることもできそうです。

旧耐震基準の建物は新耐震基準を満たせるよう耐震化が進められているので少なくなりつつありますが、気になる場合は事前に担当の不動産会社に確認することをおすすめします。

サンフロンティア賃貸では、お客様の疑問や不安に対して、真摯に向き合っています。どんなことでもお気軽にご相談ください。

TOPへ戻る