2020/11/09個別空調とセントラル空調の違いとメリット・デメリットについてご紹介

賃貸オフィスを探している際にチェックしておきたい項目はたくさんあります。

夏の暑さや冬の寒さなど温度管理に欠かせない空調も、その一つではないでしょうか。

利便性やコスト面を考えた時、どのような空調がいいか知っておくと、オフィス選びにも役立ちますよ。

今回は、オフィスの個別空調とセントラル空調についてご紹介していきます。

個別空調とセントラル空調の違い

個別空調とセントラル空調の一番の違いは、どこでコントロールされているかという点です。

個別空調は各オフィスにコントロールパネルがあり、自分たちでオン・オフや冷暖房の切り替えなどができるようになっています。

一方でセントラル空調は「中央式空調」や「中央管理空調」と呼ばれていて、熱源機器を一箇所にまとめ、そこからビル全体の空調を管理できるようになっているシステムです。

空調の制御は中央管理室などでまとめて行われています。

大規模なオフィスビルに多く、場合によっては一部の機能を各フロアで調節できるようになっているものもあります。

個別空調とセントラル空調のメリット・デメリット

個別空調とセントラル空調は、どちらも快適な空調管理をするための設備としては大差ありませんが、細かな部分をみていくとメリットやデメリットがあります。

個別空調

個別空調のメリットは、空調の制御を自分たちで行えるところです。

各フロアや部屋ごとにコントロールパネルがあるため、一般的な家庭用エアコンと同じように、自分たちで温度調節や風向きなど細かな設定もできます。

もちろん使用時間に制限はなく、時間外出勤や休日出勤の時も使用可能です。

使っていない部屋の空調はオフにしたり、温度設定を変えたりと状況に応じて自由に使えるのです。

使用した分だけ電気料金が発生するので、こうした自由な対策がとれるのは便利ですよね。

しかし毎月コストがかかるというのは、デメリットともいえます。

セントラル空調

セントラル空調はすべての制御が管理室で行われているため、自分たちでコントロールすることなく自動的に快適な空調効果を得ることができます。

使用料は共益費などに含まれている場合が多いので、電気料金の心配をしなくていいところがメリットといえるでしょう。

しかしセントラル空調の場合、稼働時間が決められていることが多く、規定の時間が過ぎると自動的に空調が止まってしまいます。

残業や土・日・祝日などイレギュラーの出勤の際には、基本的に空調は稼働していないことが多いでしょう。

個別に空調を入れてもらえたとしても、たいていの場合、別途使用料金が発生してしまいます。

また暑さや寒さを感じても、気軽に設定を変更してもらうことは難しく、こうした面がデメリットといえるかもしれません。

まとめ

快適なオフィス環境のために空調設備は欠かせません。

個別空調とセントラル空調で便利さやコストが変わってくるため、何を重視するか考えながら選ぶ必要があります。

どちらが使いやすいかは一概にいえませんが、使い勝手やコストは大きく変わってくるので、オフィスを選ぶ前に確認すると安心ですね。

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