『台湾ゆる研究』Vol.2 ~中華圏の旧正月のご紹介~

皆様、こんにちは。いつもサンブログをご覧いただきありがとうございます。
サンフログループ、台湾法人『東京陽光』の佐久間です。

さて、これを機会に皆さんと一緒に台湾をもっと知ろうという趣旨で、
「台湾ゆる研究」をテーマに先般このブログがスタートしました。


01今回は第二回目ということで、
中華圏の旧正月をご紹介します。
2月15日から2月20日までの間、台湾・中国をはじめとする中華圏は旧正月でした。
中国語では春節(チュンジェ)といいます。

 


02■徐夕(大晦日)2月15日

町中に赤や金色のお正月飾りがあふれ、縁起のよい詩句を書いた、春聯(チュンリェン)という赤い
紙を門や扉に貼られ、街中が新しい年を迎える空気感に包まれます。一般的にこの日から会社は休み
に入ります。そして、日本と同じように、家族がみな実家に集まり、日本のおせちにあたる「年菜(
ニェンツァイ)」を食べます。この日に実家に帰らない子どもは、大変な非常識らしく、皆慌ただし
く帰省します。


03

■初一(元旦)2月16日

元旦は、お寺にお参りにいきます。そして、親戚(長輩)の家を訪問し、新年の挨拶を行います。ち
なみに、台湾ではこの元旦は家庭で火を使って料理することは、タブーらしいです。火の神様を安ず
るためだとか。それから、洗濯もダメだとか。水で縁起を流してしまうとか。


■初二(嫁の帰省日)2月17日

お嫁さんは、初二になって初めて実家に帰ることができるそうです。ご主人やお子様を連れてお嫁さ
んのご実家に帰られます。この日より前 に帰ってしまうと、運が逃げていくそうで、もしそんなこ
とが起こった日には親族内の空気が冷えあがってしまうというようなことも耳にしました。

■初三~初四 2月18日~2月19日
このあたりが皆さんようやく身体を休め、ゆっくりできるタイミングだと良く伺います。


04

■初五~初六 2月20日~21日
仕事始めです。仕事始めには、お寺売りしたり、事務所の外で爆竹を鳴らしたりして、商売繁盛を祈
念し、仕事始めすることが習わしです。


いずれにしても、やはり一貫して感じることは、
台湾人は本当に皆家族を大事にするということです。
特に子が親に孝行することに対しては、一際それを感じます。

これは多くの台湾人の友人等も、「それは台湾の良いところでもあり、
逆に少々行き過ぎている面でもある」といったことを共通して口にしています。
この家族主義、というのは本当に奥が深いです。

まだまだ掘る必要がありますね!
では今回はここまでで、ありがとうございました。

次回に続く。