2016年5月のおおぬま 85歳、おばあちゃんでも年商5億円@和田京子

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私ごとですが、毎朝見る情報番組は長年、『めざましテレビ(フジテレビ)』でした。
しかし、昨年あたりからはもっぱら『あさチャン!(TBS)』派です。
夏目三久アナ、宇垣美里アナが出演されているからです。
朝から癒されますね。

さて、本題です。

2016年5月11日の『あさチャン!』のあさトクのコーナーで、
85歳にして年商5億円を売り上げる和田京子不動産・和田京子社長
を取材されておりました。

和田京子社長は79歳で宅建を取得、80歳で起業、
PC、タブレット、携帯を駆使し、ヴィヴィアンのラブジャケットを着こなし、
運転をする不動産屋のおばあちゃん。

なんてパンクな人でしょう。笑

5分ほどの短いVTRだったのですが、非常に興味深い内容でした。
和田京子社長の著書があることを知り、
是非拝読してみたいと思い本書を手に取りました。

和田京子不動産と和田京子社長の特徴が以下です。

・85歳で年商5億円を売り上げている。
・江戸川区の自宅の1階を改装し、孫、昌俊さんと2人で経営。
・名刺は500円のクオカードつき。
・新築や中古の戸建住宅、マンションの売買仲介をしている。
・79歳で宅建に合格、80歳で起業。
・人生で一度も就職したことがない。
・現役のドライバーで自ら運転し、紹介する物件は必ず下見に行っている。
・営業時間は365日24時間。
・1人で帰宅する女性のために物件周辺の夜道もチェック。
・買主の仲介手数料無料。
・タブレット、パソコンを駆使し、真夜中でも顧客対応。
・お風呂の中にも携帯電話を持ちこみ。
・仕事着はヴィヴィアンウエストウッド。

特徴を羅列しただけでも、興味深い人物だと思っていただけたかと思います。

79歳まで主婦業しかしていなかった人間が、
2人で年商5億円の不動産会社を創り上げたことにまず大変な驚きがございます。

本書を読み進めると、自らの家の購入で何度も失敗していることから、
徹底的にお客様に寄りそうことを信条とされることが非常に伝わってきます。

一世一代の買い物である住宅の購入するお客様は、
期待とともに常に不安も抱えています。

そんな人たちの相談にのってあげられる存在でありたいと、
24時間365日営業をされています。
その凄まじい顧客志向に感服します。

仲介手数料無料のサービスも同業者から嫌がらせなども多くあったようですが、
決して信念を曲げませんでした。
物件を購入されるお客様には仲介手数料分でも少しでもいい物件を
手に入れてほしいという思いがあるようです。

不動産業界の悪しき習慣に屈しないために、
制服は『ヴィヴィアンウエストウッド』です。

『ヴィヴィアンウエストウッド』のデザインコンセプトは“反逆性”とエレガントさです。
なるほど!かっこいいですね。若い女の子中心に日本でも大人気のブランドです。
嫌がらせを受けたとき、挫けそうになるとき、ヴィヴィアンの服が背筋を伸ばしてくれるそうです。

「人はいくつになっても新しいことを始められる」の格言を地でいく人物だと、
とても勇気をもらうと同時に、自分自身の甘さを痛感できる内容でした。

80歳近くで勉強漬けの日々を送り、触ったことのなかった
パソコン、タブレットを使いこなし、
お客様のために24時間365日対応する。

その話題性ではなく、心の底からお客様を思い、
自らを高め続けている和田社長だからこそ
お客様に愛され、選ばれているのだと思いました。

是非、ご一読ください。

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タイトル:85歳、おばあちゃんでも年商5億円
著  者:和田京子
発  行:2016年3月15日
発行所 :WAVE出版

RPおおぬま