大盛部再開! 『エイジング・ビーフ ワテラス』で無から有を創る!

どうもご無沙汰しております。大盛部部長の益子です。

どれ位ご無沙汰かと言いますと、最後の執筆が2016年6月となっており、
1年と9ヶ月ぶりというロングランで(使い方違いますか?)
だいぶお腹のほうが減ってまいりました。

当ブログの運営事務局から追客を受けその都度、
忙しさを理由に執筆を先送りにする自分に嫌気が差し
「忙しいときこそ大盛りじゃい!」と自分を奮い立たせ、
この度ブログを再開することになりました!!

改めまして、、、

全国、いや、全世界の大盛部ファンの皆様、
いつもワールドワイドなご支援を賜り誠にありがとうございます!
どうも大盛部部長の益子です。

いやー、本当に神田はいい街だ。
近年の目まぐるしい開発によって建てられたビルと下町情緒が融合し、
それがうまく調和しながら街として発展を遂げている。
まさに温故知新。
こんな街に根を下ろし、働けている自分はとても幸せ者だ・・・
と自転車に乗りながら、街の『熟成』を意識レベルで堪能していると、
ある一件の看板が目に留まった。

・・・『エイジングビーフ』

※エイジングビーフとは「乾燥熟成された牛肉」のことを言います。
牛肉は熟成されることにより、酵素の働きで肉質が柔らかくなり、
うまみ成分のひとつアミノ酸が増加していきます。

まさに熟成されながら進化発展を遂げていく神田の街を表すような言葉で、
自然と今回の対戦相手が決まりました。
「ハガキを持てばポストが見つかる」とはこのことだったんですね。

ということでこの度の対戦相手は「エイジング・ビーフ ワテラス」となりました!

ここで当ブログの読者様であれば気になるところであろう、
エイジングビーフってそんなシャレオツなお店で大盛りメニューなんて無いのでは・・?と、

さすが当ブログの読者様、非常に鋭い。
ただそこで思考を止めてしまっては成長などありません。
視座を高くして
「どうすればシャレオツで大盛りメニューの無いお店において大盛りにチャレンジできるのか」
熟考を重ね、
導き出した答え、それは「無いのであれば自分で創る」でした。
当社の社名に恥じることのない開拓者精神で、
無から有を創る哲学を実践に移すことを決意し、
雨が降りしきる中、行ってまいりましたエイジング・ビーフ ワテラス!

まずはこの度のパーティーを紹介しましょう
左 川添君(若手のホープ。お金はあったらあっただけ使ってしまうタイプ)
中 益子部長(筆者。当部活最大勢力。おかずよりもご飯派)
右 澤村君(入社1年目。身長190cm。あだ名は巨神兵。特技は目からのビームで街 を焼き払うこと)
カメラマン 吉田くん(元ビジュアル系バンドマン。シックスパック)
Special Thanks 石田さん(週末の過ごしかたは息子と仮面ライダーショーに行くこと)

さて、お店の前でスーツから会社支給のジャージに着替え、
午後の営業に支障がないよう変身します
(皆、営業職なのでスメルにとっても敏感です)
そして着替えてから店の前で、まだ見ぬ対戦相手を目の前に
まずは前哨戦。イメージトレーニングです。

・・

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ずっとnow loading中のような状態が続き、
大盛りの気配がないことから、
イメージでの敵を創り上げることができません。もう一度、

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「益子部長!」

痺れを切らせた部下からの呼びかけで我に返ります。

そう言えば、ここに大盛りが無いにも関わらず、
それをイメージするというのも難しい話。
約2年間のブランクが、ここで足を引っ張ります。

これでは新人二人に示しがつかないと悟り、
無言のまま瞼をゆっくりと開け、ガラス扉を押し開けます。

見てくださいこの店内。
この写真だけ見たらどのような飲食店を想像されるでしょうか?
イタリアン?フレンチ?No、No、YAKINIKUです。
(写真にロースターが写っているから焼肉屋だってすぐ分かるよ。
って人。本当に鋭いです)

店内を見渡しながら、真っ赤に染まったハイチェアに通され、
暫し店の雰囲気に酔いしれ談笑します。
見てくださいこの緩みきった新人たちの顔。

「ライオンはネズミを狩る時も全力を出す」と言いますが、
本日は大盛りメニューがないということで、完全に気を開放してしまい、
それが表情へと出てしまっています。
新人たる所作。
ただ人の評価は「所作」ではなく「心の動機」と教えられている私は、そっと刀を鞘に納めます。

ではメニューを拝見

やはり、どこをどう探しても大盛りメニューはありません。
では自分で創るしかないと心眼でメニューを眺めます。

・・

・・・

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部員「益子部長!」

痺れを切らせた部下からの呼びかけで我に返ります。

皆の幸せを思い、頭の中で大盛りスキームを考えていた私に対し、
あまりに思いやりのない呼びかけに舌打ちをしながら、
ゆっくりと瞼を開け店員さんを呼びます。

「熟成和牛最高級盛り合わせ&松花堂弁当 お肉大盛り、
ライス特盛を人数分!!!」

部員一同から一切の笑顔がなくなり、皆が驚きの眼でこちらを見ています。

私は内心「たいした量じゃないのに驚きやがって・・」と思っていましたが、
皆は量ではなく、金額に驚いていたことは後日に知ったことです。

ここで店員さんから驚きの一言が飛び出します。

店「当店は特盛のお取り扱いはございません・・」

私「?」

聞こえなかったのかと思い、同じセリフを吐きますが、
同じ答えしか返ってきません。

もしかしたら店員さん、外国籍で日本語勉強中かな?
と思い英語で伝えようとすると、部員から制止が入り、
特盛 がない現実を突きつけられます。

それでも納得のいかない私は更に魂を込めてこう言いました。

私「ご飯を日本昔ばなしみたいに盛り付けていただけないですか?」

すると店員さんはこう返してきます

店「日本昔ばなし、とはなんでしょうか・・」

たしかに店員さんはまだ若そうで、
ジェネレーションギャップがあるのかと思い、
携帯でその画を検索していると

部員「もういいじゃないですか!」

部員の一人が私に言葉の刃を向けてきます。

一瞬イラッとするも所作や言動で人を判断してしまうのは、
自らの人格が高まっていないからだと怒りを沈め、
新たな一手を、その場の閃きで思いつき、
気を込めて大きな声で高らかに本日の対戦相手を今一度読み上げます。

私「熟成和牛最高級盛り合わせ&松花堂弁当 お肉大盛り、ライス大盛を人数分!!!
と追加で大盛りライスを人数分!!!」

店「!?!?!?!」

一度ではご理解いただけなかったようでしたので、
改めて「決意表明」を行うと、店員さんも半信半疑の状態でしたが、
なんとかご理解をいただいたようでキッチンへと我々の「意志」をコールしていただけました。

店員さんが去った後、
部員よりハラハラしたと感想をいただきましたが
「強いボールを投げなければ強いボールは返ってこない」こと、
そして「摩擦は成長の母である」という現場の哲学を語ると、
今まで緩んでいた部員の顔が引き締まり、
目がキラキラと輝き始めました。
これが私なりの人心掌握術です。

しかし店内はシャレオツだなー。と店内を見渡していると!!!!

タレが二種類あることを発見してしまい、一瞬動揺が顔に出ます。
しかも一方は生醤油。
もはや読み方が「きじょうゆ」なのか「なましょうゆ」なのかすら分からない私は、
一気に精神を磨り減らすことになり、
そこに追随してついに対戦相手が目の前に現れます!!

「ドーーーーーーーンっ!」

失礼、近すぎました。改めて

「ドーーーーーーーーーーーーーーンっ!」

そして俯瞰してもういっちょ。

「ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーンっ!」

決して今まで対戦してきた相手のように強者のオーラを纏っているわけではありませんが、
こちらを包み込むような妖艶な表情に、一瞬で心を奪われます。
それはまるで童話のワンシーンのように魔法の森でさまよい、
霧に包まれて幻覚に襲われるような状態です。
緩みきった表情をしながら薄目で対戦相手を見ていると

「益子部長!!」

部下の呼びかけで一瞬にして我に返ります。
とても危ないところでした。
このまま幻覚を見続けると一生こちらの世界に帰ってこれなかったことでしょう。
本日の対戦相手の危なさに気を引き締め、魂を込めて一言。

「いたただきますっ!!!」

こうして戦いの火蓋は切って 落とされました。

ここで忘れてならないのは追い飯です。
対戦相手が到着直後に人数分の大盛りライスがこちらに到着し、
挑発的な表情でこちらに目を向けています。
それはまるで童話のワンシーンのように・・・。
比喩表現は長くなるのでこの辺でやめておきます。

そしてランチについている大盛りライスと
追い飯の大盛りライスを合体させます。

巨神兵が持っているため、いまいち大盛り度合いが伝わりません。

仕切りなおして一旦、テーブルへと戻します。

比較対象に最近買い換えたi-Phoneを隣に置いてみますが、
脅威のi-Phone越えです。

この高みを確認した部員は一斉に顔が引き締まり、
一気に戦闘モードへと切り替わり
熱々に熱せられたロースターにお肉を乗せ始めます。

対戦相手が「ジュージュー」と咆哮を上げ、
相手も戦闘モードへと突入します。

そして、最高のコンデション(半生)に仕上がった相手を口にします。

「・・・う、う、うまお」

心からの一言が自然と練り出されます。

最初に口にした部位は「サーロイン」でしたが、
しつこさなどは全くなく、脂が口の中で融解され、
一瞬で解けてなくなってしまいます。
あまりに瞬間的な出来事なのでもったいなさすら覚えるほどです。

続いてのお相手は「ヒレ」、いや失礼「フィレ」です。
(ちなみにいい忘れましたが、今回の対戦相手は三種類の部位となります)

「フィレ」ですが皆さん高級肉ということは周知されていると思いますが、一方でどの部位だか分からない方がほとんどではないでしょうか。
「フィレ」とはサーロインの内側(サーロインに隣接してます)にある
腰椎に沿った細長い部位で、
サーロインが肉の王様と表現されているように
ヒレは肉の女王と称されている。
その食感はとてもやわらかく、かつ脂身が少ないのであっさりと食べることができます。

最後に「クラシタ芯」
これは実家が焼き鳥屋で肉の部位にはある程度知識がある私もどこだか分からない部位です。
クラの下の芯・・・?
下なのか真ん中なのかよく分からないので
グーグル先生に教えを乞うと、どうも肩ロースをより細かく分けた名称のようです。
百聞は一食に如かず。名前についての議論はこの辺で終わりにし、
クラの下の芯を口に運びます。

「・・・あれ?食べた?」

お口にいるはずのお肉が一瞬で蒸発し、
なんだか損した気分にさせられる ほど、
融点が低く赤身と脂身のバランスが取れた部位でした。

そして、おいしいなー、と思いながらふと横に目を向けると、
川添隊員が文言で表現することのできない表情をしています。

この表情をしている時にはさすがに話しかけることはできませんでしたので、
後日に話を聞くと
「あまりにおいし過ぎて涙が出そうなのを上を向いて堪えていた」
とのことでした。

そして食は進みます・・。

・・・。

ここでふと思います。ご飯は大盛だけど肉はたいした量じゃないな。
これでは読者様に顔向けできないなと。
この一瞬の閃き、直感を大切にする私です。
一気に拳を天に掲げ決意を表明します。

「ハラミ追加で2人前ください!」

場は騒然とします。
ジャージを羽織った集団が一番値段の高いランチセットを頼み、
大盛ご飯に大盛ご飯を掛け合わせ、
それでは飽き足らず終盤戦で追い肉をする事態。
当初は我々大盛部と店員さん一名のやりとりでしたが、
この頃には周辺のお客様、またスタッフの皆様も巻き込み大きなムーブメントが巻き起こり、
あきらかに他力、社会力が集まってきていることを感じました。
これが「影響力の輪」というものなのでしょう。

今年一番の英断を下し、
皆に羨望の眼差しを浴びながら追い肉も完食し、
本日の戦いは幕を閉じました。

決して量は多くはありませんが、
美しくも輝かしい妖艶なお肉に心を奪われ主導権を握られながらも、
何とか辛勝を収めることができました。

お店は清潔、内装はお洒落、
出てくるお肉は絶品と男女問わずに愛される焼肉屋さんでした。
今度は大盛でなく、通常業務で伺わせていただきます!!

【お店情報】
エイジング・ビーフ ワテラス
東京都千代田区神田淡路町2-105 ワテラスアネックス 2F
TEL:03-6206-4501