オフィス移転は、通常の業務に追加されるイベントですので、かなりの労力とコストが必要となります。
だからといって後回しにしていると、移転以上の無駄なコストが膨らんだり、業務効率が落ちてしまったりと事業展開に影響がでてしまうこともあります。
後悔しないためにも、オフィス移転を行うタイミングや移転を検討するポイントについてご紹介してきます。
オフィス移転の多い時期とは?
一般家庭の引っ越しの繁忙期は3月~4月頃です。一方、オフィスは3月と9月~10月頃と言われています。
そのころに移転する予定を立てると、より多くの物件の中から選べるというメリットもありますが、オフィス移転を扱っている引っ越し業者も繁忙期となり料金設定が高くなる傾向にあります。
オフィス移転を検討する最適な時期とは?
オフィスが賃貸の場合、更新時期が残り1年くらいを目安に移転先の検討を行うとよいでしょう。オフィスの契約は2年更新の場合が多いですので、2年に一度見直す機会を定期的に設けるとさまざまな角度から総合的な判断ができます。
周辺地価が上がり、賃料を上げる予告をされている場合、値上がり後も現在のオフィスで本当にいいのかを考える必要があります。
入居してから社員数が1割以上増減している場合、オフィス面積の改善が必要といえるでしょう。無駄なスペースが発生していれば余計な出費となりますので小規模オフィスに移転すると長期的な経費削減となります。
オフィス移転で企業イメージアップ!
求人を出してもなかなか人が集まらない、確保できないという企業は多く存在します。
労働条件や必須スキルが必要な職種であるなど、原因はさまざまかもしれませんが、職場環境に問題があることも一因として考えられます。
長年同じオフィスで働いていると職場環境が良いかどうか気づかないもの。ビル自体の老朽化が進んでいたり、ワーキングスペースが雑然としていたりすると、悪い印象を持たれがちです。
環境のいいオフィスが採用に影響すると気づいた企業は、働く人たちのモチベーションや企業イメージのアップを図るため、立地条件が良く外観印象のよいビルやワーキングスペースの充実をさせて、よりよい人材を集めるよう努力しています。
オフィスの印象が良いと会社の印象も良くなりますので、さまざまな恩恵が受けられます。
例えば立地が良いと取引先からの信用が上がります。
また採用活動に影響することはもちろん、優秀な社員の定着率アップにも貢献してくれます。コストはかさみますが職場環境改善のメリットは十分あります。
求人を出してもなかなか人が集まらないと感じたら、移転を検討するタイミングかもしれません。
オフィス移転の狙い目はオフシーズンの4月~8月頃
この時期は引っ越し業者の相場価格も低くなり、物件の奪い合いも減りますので良物件がじっくりと時間をかけて探せます。
移転を検討するにあたり、現在入居中のオフィスも解約しなければなりません。オフィスの解約予告期限は規模にもよりますが6ヶ月前申告の場合がほとんどです。
オフシーズンの4月~8月頃を狙うなら、解約予告は10月から2月には済ませる必要があります。
無駄な賃料が発生しないよう、解約時期と移転先の入居タイミングをしっかりと調整しましょう。
オフィス移転を検討するポイントまとめ
オフィス移転を検討する6つのポイントをまとめます。
- 賃貸契約の更新時期が近い(1年以内)
- オフィスの面積が社員1人あたり5㎡未満
- 社員数が1割以上増減しているまたは増員減員の計画がある
- 入居ビルの設備や管理状況、清掃に満足していない
- 駅から遠い、周辺環境が変化したなど、立地が悪い
- 求人してもなかなか求職者が集まらない
オフィス移転は会社にとって一大プロジェクト。
滞りなくオフィス移転を行うためにも、入念な事前準備が肝心です。
サンフロンティア賃貸ではオフィス移転のトータルサポートを行っておりますので、お気軽にご相談ください。