『液状化』その実態とは・・・

こんにちは!
TS室所属、浦安市在住の水野です。

今回は、3月11日に発生した東日本大震災によって引き起こされた
『液状化現象』について、現地で体験したことをレポートしたいと思います。

皆様、『液状化現象』ってどうやって起こるか分かりますか?
一般的には以下のように解説されます。


【液状化のメカニズム】

砂を多く含む砂質土や砂地盤は、砂の粒子同士の剪断応力による摩擦によって地盤は安定を保っている。
このような地盤で地下水位の高い場所、若しくは地下水位が何かの要因で上昇した場所で
地震や建設工事などの連続した振動が加わると、その繰り返し剪断によって
体積が減少して間隙水圧が増加し、その結果、有効応力が減少する。
これに伴い剪断応力が減少して、これが0になったとき液状化現象が起きる。
この時、地盤は急激に耐力を失う。
液状化を起こした砂が表層の粘土を突き破り、
水と砂を同時に吹き上げるボイリング(噴砂)と呼ぶ現象を起こすことがある。
(Wikipedia より抜粋)


うぅぅぅぅぅぅぅぅんん...分からないですよね。

身近なところで言うと、波打ち際の砂浜に立っているとき、湿った地面は固まっていますが、
波が打ち寄せた途端に足元の砂がスルスルスル~っと流れていく現象、
これが地中で起こっているんです。

そしてその水と砂がアスファルトを突き破って、一帯に溢れてきました。

今回の震災による液状化の被害は、浦安市のみならず
千葉市美浜区の幕張エリア、また内陸でも我孫子市や埼玉県久喜市など、
いたるところで大きな被害をもたらしました。

水道、ガス、電気などのライフライン断絶、道路の陥没、交通インフラの混乱など・・・。

原因は諸々あるにせよ、実際に液状化した当時どんな状況だったのか、
写真を使ってご紹介します。


1こちらは震災翌日の浦安市の様子です。

いたるところにこんな水溜り(泥溜り)が
できてます。


2水道管が破損してポコポコ水が噴き出しています。

 


3

皆さんよくご存知の、日本一有名になった交番です。
今では解体されて更地になっています。

 


SAMSUNG震災翌週末の社会福祉協議会前です。

市外、県外から本当にたくさんの方々が
ボランティアに参加してくださいました。
心から感謝です!!


震災から3ヶ月以上経過してもなお液状化の傷跡は至るところに残っていますが、
『がんばろう “うらやす”』の合言葉の下、市民一丸となって復旧作業に取り組んでいます。

そして、そんな暗い気持ちを吹き飛ばすような一大朗報です!!

昨年で終了予定であった『浦安市花火大会』が
8月27日(土)午後7時30分~開催されることが決定しました!!

浦安市HPリンク
市民の絆 夜空へ広がれ復興の和 ~第33回浦安市花火大会
http://www.city.urayasu.chiba.jp/item25497.html

皆様も是非、『新生浦安』に足をお運びいただいて、
真夏の夜の宴を満喫していただければ幸いです。

・・・って、私は市の宣伝マンではないですが・・・

水野