2016年3月のおおぬま 挫折を愛する@松岡修三

いかにも著者のイメージ通りのタイトルに惹かれ、手にしてしまいました。笑

「挫折の時ほど人は本当の力が出せる」
挫折をするのは目標がしっかりしている証拠だからです。
目標が何もなければ挫折するわけがない。
どうでもいいやと思うものに挫折する人もいません。
目標をしっかり持って全力で頑張ったからこそ、人は必然的に挫折するのです。
挫折を感じるほど一所懸命になっているのですから、
むしろ『幸せだ』と感じてもいいくらいだと思います。

素晴らしい!!
日めくりカレンダーにしたいくらいの名言です。

挫折は幸せなのです。
愛すべき経験なのだと教えてくれます。

挫折を乗り越えるポイントは人それぞれですが、
(本書にはたくさんのヒントがでてきます。)
基本的なことはものごとの捉え方を変えていくことであると思います。

捉え方を変えていく、つまり自分で変えていくことができることです。
明日からでも、今、この瞬間からでも変えていけます。

本書のなかで私が好きな章に、『あえて崖っぷちをつくる』という話がでてきます。

逃げ場がない、追い込まれた状況こそ、人は必死に考えます。
人間の脳は、苦しい状況から何かを達成するたびに強くなっていくそうです。

みなさんも経験があると思いますが、人は何かを乗り越えた瞬間に成長していきます。
軽々と何も考えないでこなせるもの、調子がよい、環境に恵まれている状況だけでは、
得られない経験のはずです。

①時間を区切る
②目標を数値化する

この上記に2点を励行することが重要です。

時間を区切るから人は、工夫をしますし、集中もします。
時間管理能力、計画性も身につきます。
目標も、いい結果がでたらいいなではダメです。
具体的な数値にすることで、やるべきことが明確になり、モチベーションもあがります。

そして、一番大事なことは、全力を尽くすことです。

中途半端な気落ちでトライした失敗は、挫折ではなく、すべて後悔になってしまいます。

当たり前のことかもしれませんが、
いざ自分自身を省みるとなかなかできていないことに気づきます。

もうすぐ4月、新年度です。

節目を迎えるこの時期に、決意を新たにするだけでなく、
自分自身の行動を変えていきましょう。

今、挫折しそうなあなた、なんとなく生きている自分を変えたい君、是非、ご一読ください。

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タイトル:挫折を愛する
著  者:松岡修三
発  行:2012年12月10日
発行所 :株式会社KADOKAWA

RPおおぬま