東京を知ろうツアーA班(歴史班①)

去る5月21日(土)に「東京知ろうツアー」が開催されました!
昨年に引き続き2度目の開催です。

2週にわたり、テーマごと4班に分かれ行われるこのツアー、
我々A班は歴史(江戸~明治)を中心に都内各所を巡らせていただきました。

テーマ「志が新たな道を開く~過去の日本人の志を継承し、未来を想像する日本人になる。」
江戸から明治に至る近代日本への変遷を、日本人・外国人の目線から考え、今後の国際社会に生きる私たちにできることを探ります。

それでは、学び多き一日の模様をお伝えさせていただきます!


写真①6:00 築地集合 築地市場にて朝食

早朝にも関わらず
たくさんの観光客で賑わっていました。


写真②高層ビル群と古き町並みが共存する風景。
11月には豊洲へ移転してしまうとのことで
少し寂しい気持ちもしますが、
移転後も場外の400店舗は引き続き営業、
場内の約60店舗も市場施設「築地魚河岸」に
入居し営業予定とのことで、
新旧どちらの市場も楽しみです。


写真③7:00 築地本願寺 集合・拝観

この日は快晴!
青空の下、皆も自然と笑顔に!


7:20 都内散策
バスに乗り込み築地を出発。新宿駅・豊洲エリア・羽田空港等、東京を2時間かけてぐるりと一周します。
写真④ 写真⑤
写真(左)はバスガイドさん、120分間一時も休まず案内して下さいました。
写真(右)はPM事業部岸幹事長、今回のツアーの意義を改めて参画者と共有します。


写真⑥9:00 皇居

今回はボランティアガイドさんついていただき、
皇居を見学します。


写真⑦こちらがガイドさん。

自前の資料を片手に
約90分間お付き合いいただきました。
港店、大宮主任も真剣な表情。


写真⑧説明に聞き入る動物達、
じゃなくて参画者。


写真⑨こちらは同心番所の屋根瓦。

一番上の屋根瓦には徳川家の葵御紋、
軒先の方には三巴紋と異なる紋が。


中之門石垣の巨石に挑む参画者
写真⑩ 写真⑪ 写真⑫
中之門石垣は江戸城の中でも最大級の巨石(35t前後)が使用され、目地がほとんど無い「布積み」の石垣で、
丁寧に加工された大形の石材が隙間なく積む「切込み接」の技法で積まれています。


写真⑬最後は天守台を見学。ご存知の方も多いと思いますが、
明暦の大火(1657年)で天守閣が消失した後
再建されることなく現在は石垣だけが残っています。(私は今回のツアーで初めて知りました…)

再建されなかったのは、四代将軍家綱の叔父で
幕府の重臣でもあった保科正之が
戦国の世の象徴である天守閣はもはや時代遅れ、
物見のためだけしか用をなさず、
むしろそれより城下の復興を優先させるべきと提言し、
江戸城に蓄えられていた金銀は大名屋敷の移転や広小路の城下の復興につかわれたそうです。


そんなガイドさんの説明に耳を傾けていると、
そばにいた外国人観光客からこんな質問を受けるバスガイドさんを目撃。

「Where is palace? 」(宮殿はどこですか?)

火事で今は無い事を知ると、納得?残念?な様子で天守台を眺めていました。

外国人観光客の人気観光スポットでもある皇居ですが、
おそらくお城が見られると思って来ている方がほとんどなのではないでしょうか。
そういった方々にもきちんと背景を説明できる様、自国の事をもっと知らねばと
改めてこのツアーの意義を感じた瞬間でした。


写真⑭90分間では足りないほど
あっという間の皇居見学でした。

参画者からもガイドさんへ積極的な質問がどんどん
飛び交い非常に有意義な時間となりました!
※いつもはお笑い担当のPM事業部林主任も
この日は真剣!


写真⑮皇居ランナー常務(※気持ちだけ)

急いでバスに乗り込み
次は靖国神社へ向かいます。


10:45 靖国神社・遊就館見学
写真⑯ 写真⑰
靖国神社で参拝後、遊就館を見学しました。

遊就館では幕末維新期の動乱から太平洋戦争までの貴重な展示を拝見することができます。
日本の歴史的背景を学ぶことができ、今の日本の平和が築き上げて下さった先人の思いに胸が熱くなりました。


12:15 サムライミュージアム
写真⑱ 写真⑲
続いて向かったのは新宿歌舞伎町

日本有数の繁華街で今外国人観光客に話題のホットスポットです!
ここでは鎌倉~江戸時代までの約700年間、日本を守ってきた侍の実際の甲冑や刀、
火縄銃を見学し、サムライ・スピリットを学ぶことができます。

外国の方にも非常に人気の高いサムライですが、こちらでは甲冑を実際に触ったり、着用したりできるという体験型施設のため、インバウンドの方々から大変人気です。
(当日も私たち以外は、全て外国人観光客でした。)


写真⑳こちらが館長
英語を交えて案内してくださいました。

館長だけでなくスタッフ全員が英語を話せます。


写真21 写真22
侍体験を楽しむホテル事業部梶高課長とRP事業部佐藤(真)課長
二人ともとても似合っています。これだけ武装して誰との戦いに備えているのでしょうか。。。。


大きな目玉として殺陣ショーも行われています。
写真23 写真24

プロの刀裁きは迫力満点です。
精神を統一する様子や、静まり返った会場の緊張感は映像では感じられません。
生でそれを感じられるところも外国人に人気の理由の一つではないでしょうか。


写真25真剣にショーを見学する参画者


13:30 人形町「玉ひで」で昼食
写真26 写真27


写真28この日は特別に玉ひで8代目主人山田耕之亮さん
直々に創業250年の歴史を誇る
玉ひでの歴史をお話ししていただきました。


おいしくいただきました!
写真29 写真30
元々は軍鶏鍋の〆として発案されました。
云わばファストフードとして当時は軽んじられていた親子丼ですが、
現在では、親子丼を求めて行列ができるほどの商品に。


14:45 旧岩崎邸庭園
写真31 写真32
鹿鳴館の建築でも知られるジョサイア・コンドルが岩崎家に依頼され設計したこちらの邸園。
洋館・和館・撞球室(ビリヤード室)・庭園など見所がたくさんあります。

様々な様式が用いられて作られた洋館はもちろん、
書院造を基調に作られた和館等まさに時の風が吹く庭園でした。
撞球室には洋館とつながる地下道があるそうです。
お金持ちの考えることはやはり違うなと思いました。


16:15 浅草散策
写真33
浅草へ移動。

参画者の皆さんに、
人力車を体験していただきました。


写真34

個人的には今まで乗りたかったんですが、
人力車のお兄さん達の強烈なアタック営業に
引いてしまい、乗ることを避けていました。
筋肉隆々のお兄さんたちが浅草を駆け回りながら、
浅草の歴史を教えて下さいました。


写真35イケメン車夫にPM事業部宋主任もこの表情!


写真3620:00 屋形船で夕食
最後は新木場から屋形船に乗り、
台場周辺を遊覧しながらもんじゃを食べて、
今日のツアーで学んだことを熱く議論しました!

もんじゃの起源は、安土桃山時代まで遡ります。
千利休が作らせていた「麩の焼き」が江戸時代から明治にかけ
形を変えて流行。
1819年に刊行された「北斎漫画」に「文字焼き屋」の挿絵があり、
もんじゃ焼きに類する物があったことがわかっています。


写真37山田本部長も自ら豚肉を焼いています。


写真38こちらは太田次長。
この時はシェフの顔でした。


写真39明太子もんじゃを12個平らげた石井店長チーム。
自称魚卵隊。

痛風予備軍です。


最後は、一日を振り返って皆で学びを共有しました。
写真40 写真43 写真42 写真41


写真44屋形船からの綺麗な夜景。


約14時間のツアーでしたが、本当にあっという間の一日でした。

テーマを持って臨むことで普段見えないものが見えてきます。
様々なことを学び、感じることが出来、年齢関係なく感動を素直に仲間と共有できるサンフロの社風が調和して、
とても有意義な時間を送ることが出来ました。

このツアーを通して、まだまだ奥深い東京の魅力を再発見することが出来ました。
今回の学び・気づきを積極的に周囲に発信し、私たちの主戦場TOKYOを、
世界の多くの人達に愛される街にしていきたいと決意を新たにした一日でした。

幹事団と参画者の皆様ありがとうございました!